秋季近畿地区高校野球大会県2次予選は、和歌山東が初優勝した。来春のセンバツ出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる近畿出場権をかけた大会。地元勢は日高が初戦で智弁和歌山に敗れ、平成13年南部以来のセンバツ出場は絶望的となった。
県2次予選の準優勝は高野山、3位は智弁和歌山。これまで圧倒的な強さを誇ってきた智弁和歌山は準決勝で高野山に思わぬ大敗を喫した。ここ数年、和歌山東の台頭をはじめ、市和歌山や箕島などの古豪が復活。二十数年前に夏の甲子園に出場している高野山も秋は上位の常連になってきている。明らかに県内高校野球の様相が変わってきており、この県2次予選もその通りの結果が出たように思う。
入社(平成8年)した頃、地元勢は夏も秋も常に上位争いに加わっていた。夏は平成11年から16年までの6年連続準優勝(11~13年南部、14年日高中津、15年国際開洋二、16年日高)などがあり、センバツは平成9年に日高中津が出場した。近年、地元勢の秋季大会は成績も芳しくなく、高校野球ファンにとっては寂しい限り。特にことしの秋は県内で近畿大会が開催され、出場枠が県内から3校だっただけに残念だった。
この秋を振り返ると、好投手がいる日高は打線が力をつければ楽しみ。惜しくも県2次予選出場を逃した日高中津は攻守にまとまりがあり、個々のレベルが上がれば十分に秋の上位校と渡り合えそうだ。その他の地元校も冬場の練習しだいで夏の甲子園は夢ではない。
今夏、8強入りした和歌山高専も南部も前年の秋は振るわなかった。来シーズンが始まるのは来年の3月で、いまから5カ月も先。一冬越え、あっと驚く成長を見られるのを期待している。 (賀)

