27日告示、10月2日投開票のみなべ町長選で3選を目指す現職小谷芳正氏(66)=筋=の後援会(辻村武文会長)は4日、同町気佐藤地内で事務所開きを行った。支持者ら約500人(主催者発表)が集まった中、防災広場の建設、世界農業遺産を活用した産業振興などを手がけている行政の取り組みを示しながら3選への決意を表明した。
辻村会長が「2期8年にわたって町を思い、町民の期待に沿えるように頑張ってきた。3期目も力の限り取り組んでくれると信じている。よろしくお願いしたい」とあいさつ。下宏副知事が仁坂吉伸知事のメッセージを伝え、地元の坂本登県議、日高郡町村会会長の森下誠史美浜町長、みなべ町議会の田中昭彦議長がそれぞれ小谷氏の行政手腕を紹介し、支持を呼びかけた。
小谷氏はマイクを手に「防災は待ったなし。津波の対応として防災センターを建設していく。住民が避難する高台には防災広場をつくる計画で、すでに進入道路の建設に取りかかっている。第1次産業の振興については、昨年12月に世界農業遺産に登録された梅システムを活用し、梅を世界的に広げていきたい」と3選への抱負を述べ、これまでの取り組みとして子ども向けの食育本「梅パワーのひみつ」の発刊、備蓄用の梅干しの推進も紹介した。会場には日高地方の首長、県議、町議らの姿も見られた。
小谷氏は3月の当初議会で、「多くの方々から『世界遺産を生かし、ふるさとを発展させるためにリーダーシップを発揮してほしい』との声をいただいた。その声に応えるのが使命」と、3選出馬へ意欲を示した。事務所はJA紀州アグリセンター前の大東ニット工場敷地内。電話とファクスの番号は0739-72-5880。
町長選にはこれまで他に出馬表明はなく、小谷氏の独走とみられている。

