10日投開票の第24回参議院選挙は、舌戦もいよいよきょう9日限り。和歌山選挙区(改選数1)は、幸福実現党新人の西本篤氏(46)=和歌山市湊=、無所属新人(共産、社民、生活推薦)の由良登信氏(64)=御坊市塩屋町北塩屋=、自民党現職(公明推薦)の鶴保庸介氏(49)=岩出市桜台=の3候補が最後のお願いへ県内を東奔西走している。3陣営に最終盤の手応えを聞いてみた。
3期18年の経験に知名度抜群の鶴保氏と、実質的な野党統一候補となる由良氏の事実上の一騎打ちの様相。「実績のある鶴保氏が先行し、由良氏が巻き返しを図っている展開」とみられ、ともにどれだけ得票を伸ばすかが焦点の一つとなっている。与党対野党統一の選挙は各陣営とも経験がなく、票が読みづらいのが現状のようで、最後まで懸命の運動が続いている。最終日の9日は3候補とも大票田の和歌山市で街宣や街頭演説を行い、最後の支持を訴える。
西本候補は減税、国防強化、マイナンバー制度の見直しを3本柱に、県内全域で運動を展開。人通りの多いところで精力的にマイクを握り、政策や判断材料を分かりやすく示すことで、徐々に足を止める人が増え、訴えに対する理解の深まりを感じている。陣営では「若さ、やる気、チャレンジ精神への高い評価、未来への期待の声をいただいております」。最終盤へ「立党以来7年間ブレない政策、有権者の皆さんが知りたい情報を伝え、訴えを続けていく」と話している。
由良候補は、告示後県内をほぼ2巡、共産党や民進党員らとともに街宣カーに乗り、支持拡大を呼びかけている。大票田の和歌山市のほか地元御坊市にも力を入れ、演説会では800人が集まるなど支援の輪は着実に拡大。弁護士の活動範囲である田辺や新宮でも支持を伸ばしている。各地で雇用や医療などの訴えを浸透させており、陣営によると「安保法制の廃止については、多くの方から高い関心と賛同が得られ、ムードは上がっている」と確かな手応えを感じている。
鶴保候補は、国土交通副大臣を歴任し、高速道路の延伸などとくにこの6年間の実績をアピールしている。多くの国会議員や各地方の首長、県議、市町村議員の強力なバックアップと、県内全域での個人演説会など草の根運動を展開。SNSやホームページを通じて新有権者や若者へもアプローチしている。陣営では「低調ムードの中も、着実に実績が浸透してきており、感触はいい。ただ、相手は野党統一候補で楽観は禁物。最後の最後まで引き締めていく」と力を込めている。

