先月10日から16日までの1週間は愛鳥週間だったが、本紙でも日高町志賀の木工所内で23個もの巣をつくったツバメを追い払うことなく、優しく見守る人がいるのは既報の通りで、心が和まされる。ところが、中にはゴミ袋を散らかしたり、ふんを巻き散らかしたりする迷惑な鳥もおり、いくら動物愛護の精神と言っても複雑な心境の人もいるだろう。
 先日、テレビでタレントの光浦靖子さんがデートする企画があり、手作りのおにぎりを食べていたところ、トンビがそれを狙って大暴れ。悲惨な様子ながらもお笑い番組なので、「本当にこんなことがあるんだな~」とちょっと笑いながら見ていたが、後日、筆者の身近なところでも同じ悲劇が...。あれは煙樹海岸で妻と一緒にパンを食べていた時。背後から突然、何か茶色のものが「バッサー」とやってきたかと思ったら、妻の手にしていたパンが消滅。上空を見上げるとトンビがパンをわしづかみにし、滑空しながら器用に食べていた。妻はひとかじりしかしていないパンを奪われ怒り心頭だったが、幸い引っかかれるなどのけがもなかったので「光浦と同じや」とちょっとした笑い話に。しばらく観察して試しに別のパンのかけらを投げてみると、トンビだけでなくカラスも来てパクリ。近い距離でもほぼ警戒することなく、かなり人に慣れていると感じた。
 まもなく夏真っ盛り、煙樹海岸には多くのキャンプ客が来るが、もし子どもが同じようにトンビやカラスの〝襲撃〟を受けると、大きなけがをするかもしれない。かと言ってむやみやたらに駆除もできないという難しさ。とりあえず煙樹海岸で何か食べる時は上空にご注意を (吉)