由良町長選が19日に告示され、現職の畑中雅央氏(71)=2期、衣奈、無所属=が立候補を届け出た。
 出陣式は網代地内の選挙事務所で行われ、日高郡内首長や議会議員、支持者ら250人(主催者発表)が参集。熊本地震の死者に黙とうを捧げたあと、後援会の川口洋治会長は「対抗馬の動きは見えないが、気を引き締めて頑張ろう。畑中氏は初心に帰り、2期8年間の経験と実績を生かしてふるさとのため一生懸命やってくれると確信している」とあいさつ。来賓の仁坂吉伸知事後援会事務局の岩本隆臣次長や冨安民浩、坂本登の両県議、日高郡町村会長の小谷芳正みなべ町長らが「次期町政のかじ取り役は畑中町長しかいない」などと述べた。
 畑中氏は「由良町で生まれ、育ち、働き、安心してくらせるまちづくりを進めたい」と力強く第一声を放ち、「若い世代の出会いのきっかけづくりや子どもの健全育成、新産品の開発で漁業の6次産業化、自然災害に強い安心・安全の地域づくりなどに向けて全身全霊で取り組みたい」と決意をみなぎらせた。町議会の玉置一郎議長の発声で必勝を期してガンバローコールを行ったあと、街宣に出発した。
 同町内の有権者数は、18日現在で5241人(男2495、女2746)となっている。