テレビ和歌山等主催のWTV旗争奪第42回県婦人バレーボール選手権大会は3日、和歌山市の市民体育館で開かれ、日高支部の日高クラブ(日高町)が出場12回目で見事初優勝を飾った。県内各支部の代表8チームがトーナメントで激突。日高クラブは初戦で強豪をフルセットの末に下して勢いに乗ると、準決勝の途中からエースを故障で欠くアクシデントもチーム一丸のバレーで吹き飛ばした。
 日高クラブは初戦でIVYクラブ(西牟婁)を2―1で破り、準決勝は貴志クラブ(和歌山市)、決勝はサンクラブ(海草)をいずれも2―0で退けた。初戦は1セット目を14―21で先取されたあと2セット目以降を21―9、21―18で連取し、逆転勝ち。準決勝の途中からはエース・前田が故障で欠場となる中、貴志クラブを22―20、21―16、サンクラブを21―8、21―8とストレートで下した。
 メンバーは日高高バレー部ОGが中心で、平成25年8月と27年12月の全国大会出場時とほぼ同じ。坂本美紀代監督は「いつも接戦になるIVYクラブに勝てたので、勢いに乗れました」と振り返り、「控えの選手も充実しており、エースがいなくても他のメンバーでカバーできました。気持ちを一つにボールをつなげたので優勝できたと思う。チーム一丸の勝利です」と喜びを口にした。今シーズンについては「5月の近畿選抜出場を目標に頑張っていきます」と一層の飛躍も誓った。
 日高クラブのメンバーは次の皆さん。
 坂本美紀代(監督)、浪有香(副監督)、青貝扶美代(マネジャー)、笹本明子、芝千波、澤田千恵、島西香織、前田りつ子、田中佳子、石方いづみ、初井一二巳、三好加奈、串本美恵、上畑由香、上野山奈津紀