日高高校合唱部(村上晴香顧問)の第40回定期演奏会は21日、御坊市民文化会館大ホールで開催。附属中1年から高校3年まで15人の部員が、1年間の活動の成果を披露した。
 きりりと引き締まった表情で、校歌から幕開け。第1ステージはラテン語の賛美歌2曲をアカペラでうたい、第2ステージはかわいい帽子をかぶって松田聖子のヒット曲メドレー。目玉は第3ステージの「ふしぎの国のアリス」。ディズニーアニメでおなじみの夢いっぱいの世界を、生徒たち自身が工夫したオリジナルの振り付けや衣装でミュージカル風に表現した。時計を持って駆けていく白ウサギを追いかけて不思議の国へ入り込んだアリスが、愉快な双子のディーとダム、チェシャ猫、いかれ帽子屋と三月ウサギらユニークなキャラクターと次々に出会い、お花たちと一緒にうたったり踊ったり、楽しい体験をする物語。歌声を響かせながらステージを躍動的に飛び回る笑顔いっぱいの部員たちに、大きな拍手が送られた。続いて5人の新卒業生が登場。支えてくれた家族や地域の人々に感謝する手紙を読み、中島みゆきの「糸」を思い込めてうたった。最後の第4ステージはOB・OG合唱団も参加。NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」のテーマ「365日の紙飛行機」、坂本九の遺作「心の瞳」を高らかに合唱。顧問の村上教諭に花束が贈られ、アンコールは「ビリーブ」。観客もともにうたい、大好評で幕を下ろした。