楽天が運営する宿泊予約サイト「楽天トラベル」が発表した「2016年の春旅行 人気上昇エリアランキング トップ10」で、和歌山県が昨年に続いて全国2位に入った。県と県観光連盟がテレビなど独自のメディア対策に力を入れ、同時に国の地方創生交付金を活用してキャンペーンを展開した結果で、映画『海難1890』の舞台となった串本町や日本三美人湯の龍神温泉が人気となっている。
楽天の春旅行人気エリアランキングは、3月1日から4月28日までの国内予約人泊数(人数×宿泊数)を集計。ことしは福井県が前年比68・7%増で1位となり、富山県(7位)、石川県(8位)とともに北陸3県がトップ10入りを果たすなど、昨年に続いて北陸新幹線の開業効果がみられた。3位は鳥取県、4位は秋田県、5位は茨城県。
2年連続で2位に入った和歌山県は、訪日外国人旅行者のインバウンド観光客が前年比78%増加したほか、国の地方創生交付金の「ふるさと割」を活用した「和みわかやまプレミアムキャンペーン」がヒット。オスマン帝国の軍艦、エルトゥールル号の奇跡の実話の映画化で注目を集める串本町、アドベンチャーワールドのパンダが人気の白浜町など南紀の人泊数が急増した。
主な観光先としては那智の滝、橋杭岩の奇石群、潮岬灯台、古座川の一枚岩が人気となっており、日本三古湯の白浜温泉、日本三美人湯の龍神温泉など泉質のよい温泉もあらためて注目が集まっているという。
楽天トラベルランキングで和歌山県は、平成26・27年の年間国内旅行の伸び率と27・28年の春旅行人気上昇エリアがともに2位となったほか、昨年はゴールデンウイークの国内旅行の行き先で6位、夏の国内宿泊予約先も8位と健闘。シルバーウイークと秋の旅行先人気上昇エリアではともに1位となった。
県観光振興課は「今後も女性が高野山を気軽に楽しめる企画『週末は聖地へ 時忘れの旅』や白浜エリアで実施中の『おとなの白浜さんぽキャンペーン』、NHK大河ドラマに合わせた『戦国わかやま誘客キャンペーン』などを展開し、和歌山県の多彩な観光資源の魅力を効果的に発信していきたい」と話している。

