美浜町煙樹ケ浜保安林保護育成会(桑山行男会長)と町は14日、恒例の「松の日」イベントを行い、町民ら約140人が植樹作業に取り組んだ。
 平成12年度から2月の第2日曜日を「松の日」と定め、「町の財産である煙樹ケ浜松林での作業を通じ、松林の保全や保護育成活動を活発化し、一般の方々にも松林に親しんでもらおう」と毎年さまざまな活動を展開している。ことしは煙樹海岸多目的広場に集合、開会式のあと、同広場周辺の松林内で50㌢程度の大きさのクロマツの苗約270本を植えた。
 雨上がりの中、幼児からお年寄りまでが集まり、開会式では桑山会長が「美しい松林を一層美しく保つため、ご協力よろしくお願いします」とあいさつ。植樹では所定の位置にスコップで穴を掘り、苗を植えて土をかぶせるなどの作業を親子で協力しながら進める姿も見られた。
 植樹は5年ぶり。ひまわりこども園に通う山下結萌ちゃん(6)は「松の赤ちゃんが大きくなるのが楽しみ。また自分で植えた松を見にきたい」と話し、保護者や友達と一緒に一生懸命作業していた。
 参加者には植樹終了後、煙樹ケ浜松葉堆肥ブランド研究会提供の松キュウリ、松トマト、松イチゴがプレゼントされ、好評となっていた。