高校女子バレーの強豪・和歌山信愛でエーススパイカーとして活躍した石川真奈選手(3年)=印南町山口=が、社会人バレーV・プレミアリーグ(1部)の東レアローズに入団することが決まった。木村沙織や迫田さおりら日本代表選手を輩出する名門で、今シーズンもレギュラーラウンドを1位通過している日本トップチーム。石川選手は「まずはレギュラー目指して頑張る」と新天地での活躍を誓った。
2000年7月に活動を停止した名門ユニチカフェニックス女子バレーボール部を引き継ぎ、同年9月から東レアローズとしてスタート。日本最高峰のプレミアリーグでは4度の優勝を誇る強豪クラブ。天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権、国体もそれぞれ2度優勝している。今シーズンは8チームが3回総当たりで争うレギュラーラウンドを1位通過し、今月7日に開幕した上位6チームが総当たりを行う「ファイナル6」に参戦している。日高地方出身選手では、御坊市名田町の芝田安希さんがユニチカ時代の1999年から2010年まで所属していた。
石川選手は小学2年から印南はまゆうでバレーを始め、印南中を経て和歌山信愛に進学。2年生からチームの中心選手として活躍した。179㌢の長身とジャンプ力を生かし、最高到達点は3㍍に達する打点の高いスパイクが持ち味。高い潜在能力は社会人クラブからも注目され、昨年春先には東レアローズからオファーがあった。インターハイや国体、高校最後の春高バレーでは右手のケガの影響で思うようなプレーができず、東レ入団も悩んだが、チームからの熱心な勧めと、「世界をリードする東レアローズ」のスローガンに共感し決断した。3月1日に信愛の卒業式を終えたあとに本拠地である滋賀県大津市の寮に入ることにしている。
高校3年間を振り返り、「しんどいこともありましたが、新しい仲間に出会えて、成長できた3年間でした」と充実の高校生活だったと強調。3年生になってからケガに泣かされた経験も「悔しい思いは社会人でぶつけたい」と前向き。東レには憧れの迫田選手ら日本トップレベルの選手が所属しており「バレーだけでなく私生活なども勉強して吸収したい」と期待に胸をふくらませ、「すごい選手ばかりで簡単にコートに立てるわけではないと思いますが、レギュラーになれるように頑張る。将来は東レには石川がいないとダメだといわれるような存在になりたい。その延長線に日本代表や東京オリンピックがあると思うので、強い気持ちを持って練習したい」と闘志を燃やしている。

