任期満了に伴う印南町長選は7日に投票が行われ、即日開票の結果、現職の日裏勝己氏(65)=皆瀬川=が3343票を獲得。元町職員で新人の湯川和幸氏(58)=印南原=に701票差をつけて勝利し、2選を飾った。日裏氏は出馬表明から先行し、組織力を生かして4年間の実績や2期目の公約をアピール。一方、湯川氏は現町政への批判票などを集め猛追したが、最後まで出遅れを取り戻すことができなかった。
 午後9時、2回目の発表で当選の連絡が入ると、印南地内にある日裏陣営の選挙事務所は大きな歓声と拍手に包まれた。数分後、日裏氏が到着。笑顔でガッツポーズし、支持者にもみくちゃにされながら壇上に進んだ。
 祝勝会では中村泰介選挙事務長が「皆さんのおかげで立派な成績で当選させていただくことができました。これから〝日裏丸〟、第2期目の航海ができます。右も左も分からない1期目ではございましたが、2期目は腹を据え、腰を据えてこの印南のために精いっぱい頑張ってくれると思う。どうかこの4年間も皆さんの力でお支えください」とあいさつ。岡本敏秀日高振興局長、小谷芳正日高郡町村会長、冨安民浩、坂本登両県議からも祝辞が寄せられた。マイクを握った日裏氏は「東北のあの震災がいつ印南町でも起こるか分からない中で、4年間は防災、安全、安心の町づくりに努めさせていただいた。避難路の整備、避難センターの建築、庁舎の高台移転などで、少しは住民の皆さんに安心していただけたと思う」と1期目を振り返り、「2期目の4年間は住民目線で町をつくっていきたい。印南町に住みたい、住み続けたいと実感できる町をつくっていきたい。教育環境の整備、お年寄りや障害者に優しい町づくり、さらに地域にある企業、何より産業の中心である農業、林業、漁業でしっかり頑張っていただける政策を打っていきたい」と力強く決意表明。最後に「職員とともに知恵を出し、住民の皆さんとともに全身全霊、命がけで務めさせていただくことをお約束申し上げます」と声を張り上げた。