初売りで都心部の百貨店などでは、高価な福袋が飛ぶように売れ、昨年に引き続いて〝爆買い〟も起きているなど、テレビでは景気のよさそうなニュースが流れている。ただ、これは都心部
や大手企業にもたらす効果が大半で、恩恵が少ない地方との二極化が目立ってきているという。
その爆買いをしてくれるインバウンド(訪日外国人観光客)は、昨年、政府が目標とする年間2000万人を突破。今後はさらに3000万人超を目指すことになっている。インバウンド観光については、マナーの問題などで一部敬遠する人もいるだろうが、うまく取り込んで〝外貨〟を獲得できれば、その地域の発展や活性化につながることは言うまでもない。
昨年、摂南大学が由良町に対してそのインバウンド観光の可能性について提言。関西空港から約1時間の距離というアクセスの利便性を生かし、ツアーを企画したり、関空に案内所を開設したり、ネットでPRをしたりすれば、十分、外国人の観光客を誘致できるのではないかとしている。これは、由良町に限った話ではなく、寺内町や宮子姫の観光を推進している御坊市なども同じ。できることなら、日高地方の各市町や民間団体がスクラムを組んで、インバウンドを取り込む態勢や環境づくりを進めてはどうだろう。印南町では民泊で外国人観光客を誘致する取り組みも始めていると聞くので、やはり広域的な連携で一層の誘致効果を発揮できると思う。
何でもかんでも手を出して、結局方向性が見えずに迷走することは避けたいが、都心部に負けないよう、地方でも創生を目指して前進できる1年であることを期待したい。 (吉)

