来年2月2日告示・7日投開票の印南町長選で25日、元役場職員の湯川和幸氏(58)=印南原=が名乗りを上げた。「町に自信と元気を取り戻したい」とし、これまでの無投票ムードが一転。すでに出馬表明している現職日裏勝己氏(64)=1期、皆瀬川=との一騎打ちが濃厚となり、町内は一気に選挙戦モードに突入した。
湯川氏は印南原生まれ、印南原育ち。日高高校、追手門学院大学経済学部を卒業後、昭和55年8月から町役場に勤務し、産業課や住民福祉課の副課長を経て、ことし3月に退職した。現在は農業に従事し、印南原生産森林組合の組合長を務めている。
この日、御坊市内で記者会見し、「役場に35年間勤務し、町行政の移り変わりを見てきたが、こんなに自信をなくし、こんなに元気がなくなっている印南町は過去にない。『印南町に自信と元気を取り戻したい』という住民の熱い声の代表として今回立候補を決意した」とし、町政について「町を活性化させる積極的な施策が行われていない」「役場職員のやる気を出してあげたい」「町民への説明をもっとする必要がある」と批判。役場庁舎の高台移転を例に挙げて「町民目線とは思えない事業の進め方や対応、言動がある」と訴えた。
公約については「対話の行政~町に自信と元気を~」をキャッチフレーズに、「住民との対話」「健康づくり」「産業振興」「人口減少対策」「防災」「教育」の6点を挙げ、今後具体化。選挙戦へ向けては、すでに地元の印南原区から推薦を受けており、「元役場職員としての知名度を生かし、政策を訴えていきたい」と力を込めた。
一方、日裏氏は9月の議会で2選へ向けて立候補を表明。12月の議会でも「『強靭で安全・安心なまちづくり』を基本に引き続き町政運営を担わせていただき、印南町のさらなる発展のため全身全霊を傾注していく」と抱負を述べ、表明以降一貫して「選挙戦はあるつもりにしている」と臨戦態勢を整えている。
これで4年前の前回と同様、告示まで50日を切った段階での選挙戦モード突入。現職対新人の構図による短期間の一騎打ちでヒートアップしそうだ。

