農業に対する考えなどを発表する県農協青年部協議会主催の「青年の主張」が和歌山市の県JAビルで行われ、JA紀州青年部の中家丈雄さん(36)=みなべ町谷口=が県代表賞を受賞。来年1月14日に大阪で開かれる近畿地区JA青年大会に出場する。中家さんは発表で、JA青年部に入部したことで、自身の農業経営が大きく変わったことなどを力強く述べた。
 「青年の主張」は、県農協青年部協議会創立40周年記念大会で行われた。県内4JAから1人ずつ出場があり、農業に対する思いを15分間で熱く語った。
 中家さんは「『endless farming work』~終わりなき農業の道~」をテーマに発表。梅農家の長男として、平成12年ごろから他産地との競争の激化、加工品の価格低迷などから将来に不安を感じていたが、6年前、婚活イベントをきっかけにJA青年部に入部。その後、青年部の仲間の創意工夫された栽培方法や見事に仕上がった商品などに驚かされ、今まで自身が見落としていた点や気づかなかった点を改善し、梅の栽培方法などを大きく見直すことにつながったという。
 加工梅の販売についても、JAの直売所に出品し、消費者の視点で商品を見つめ直してオリジナル性を高めたラベルの改良などにも取り組んだ。青年部との関わりが「人生を大きく変える出来事だった」と述べ、「青年部との出会い、人と人とのつながりの大切さを学び、『人なくして作物は育たない』、逆に『作物なくして人の成長はない』ということを痛感した。私には、青年部という盟友がいる。これは誇れる一つの大きな財産。日々情熱を持って、農業の道を歩き続けていきます」と力強く締めくくった。
 中家さんは「近畿地区JA青年大会では、県代表として精いっぱい頑張ってきたいと思います」と意気込みを話している