平成27年度の県内水面漁連会長賞に、日高地方から日高川漁協鮎種苗センターの技師有本宏史さん(41)=蛇尾=が選ばれ、11月25日に白浜町で開かれた県下河川漁業協同組合役職員研修会で表彰された。
 有本さんは平成10年に入社。鮎種苗センターに配属され、親鮎の選抜や採卵、卵の飼育、飼料の管理など生産におけるすべての技術面に精通。魚類防疫員の資格も持ち、魚病免疫検査の面でも活躍。またモクズガニの種苗生産の責任者としても飼育技術に秀でた能力を発揮している。受賞に際し「この賞を励みにさらに内水面の発展、特に県内の河川でモクズガニを増やしていくよう頑張りたい」と話している。
 有本さん含め古座川、熊野川の合計3人が受賞した。