U―15(15歳以下)サッカーの県ステップリーグの1部入れ替え戦が23日、上富田人口芝グラウンドで行われ、今季2部2位のベロー・ラ日高が1部最下位の三佐木アルマボーラ(新宮)を下し、来シーズンの1部昇格を決めた。入れ替え戦では自慢の多彩な攻撃力を発揮し、4―1で快勝。1部での参戦は5年ぶりでメンバーは「1部でも上位を目指したい」と早くも闘志を燃やしている。
 ステップリーグは1部10チーム、2部はAとBに7チームずつの14チームが参戦。それぞれ年間を通してリーグ戦を2回行い順位を争った。ベロー・ラは2部Aグループで今シーズン9勝2敗1引き分けで1位。2部の順位決定戦はAとB上位2チームずつの4チームで争い、ベロー・ラは和大附属中を4―2で下したが、決勝は近大附属中に1―2で敗れ、自動的に昇格できる優勝を逃し入れ替え戦に臨んだ。
 三佐木戦は前半、クロスバーに跳ね返ったボールをFW加納が落ち着いて押し込んで先制。すぐにコーナーキックから失点を許して同点とされたが、MF久堀から技ありの浮き球パスをFW岡本がループシュートを決めて逆転し2―1で前半を折り返した。勢いに乗るベロー・ラは後半も久堀が左サイドから切れ込んでそのままシュートをゴールネットに突き刺しリードを広げると、再び岡本がゴール前でボールを受けキーパーをかわしてダメ押しの4点目で勝負を決めた。梅本昌照監督は「11人の3年生が充実し、夏すぎから2年生も力をつけて選手層に厚みが出た。年間を通して、見て楽しい、やって楽しいベロー・ラらしいサッカーができた。最終戦で1部昇格という結果に導いてくれた選手、サポートしてくれた保護者、スタッフに感謝したい。来シーズンの開幕が楽しみ」と喜んでいる。ベロー・ラのメンバーは次の皆さん。
 梅本昌照(監督)、平野哲也、上西涼、百濃利夏、徳田彰司(以上コーチ)、芝崎駿輔、平野真弥、山本章悟、山本敬悟、松本修造、東直季、酒本水星、久堀紘輝、岡本昌浩、加納空斗、小早川博紀、岩城温貴、田村尚也、秋山拓、坊一真、木下陸、野手湧晟