御坊市役所職員をかたった還付金名目の詐欺未遂電話が23日に同市内で相次ぎ、いまのところ被害は出ていないが、御坊署や市役所が注意を呼びかけている。
午前9時ごろ、市内の60代と80代の男性宅に電話があり、いずれも預貯金先を聞き出したうえで、「日高病院近くのATMまで行ってほしい。こちらからも人を行かせる」と誘い出す手口。60代の男性宅には市役所福祉課のサトウと名乗る男から電話があり、「9月までの医療費を払いすぎています。口座振込で返金したいので口座の銀行名を教えて」と要求してきた。男性が紀陽銀行に口座があると答え、携帯電話の番号を教えて指定のATMに行くと、紀陽銀行のナカムラと名乗る男から電話があり、「誰も行けなくなったのでそこのATMから手続きしてほしい」と言ってきた。やりとりのなかで男性の質問に対して相手が返答に困ったため怪しいと思い、ATMを操作せずに市役所へ連絡した。
80代の男性宅にも市役所の職員を名乗る男から同じような内容の電話があり、男性はきのくに信用金庫のカードを持ってATMに行ったが、指定された時間になっても誰も現れなかったため、市内の同信金店舗へ相談。2人とも被害に遭わなかった。
今回のように実在しない職員をかたり、医療費の還付金を装って現金を振り込ませる手口は全国的に多発しており、御坊署や市は「今後も同様の電話がある可能性があるので十分注意し、おかしいと思ったら通報してほしい」と話している

