みなべ町で秋祭りシーズンが始まり、9日にトップを切って西本庄の須賀神社祭が行われた。午前中は厳かに神事が執り行われ、午後からはにぎやかにお渡り。各地区の祭具がずらりと列を成し、神輿が参道を練り歩いた。宵宮には2頭ずつの馬が馬場を走る競べ馬(くらべうま)が行われ、馬蹄を響かせて疾走した。住民らは古式ゆかしく行われる伝統行事を楽しんだ。
 神事では巫女の舞が行われ、森祐奈さん(上南部中2年)、森あすかさん(同)、伊藤あさみさん(同)の3人が華やかに「浦安の舞」を奉納した。午後からは神輿渡御に移り、各地区の祭具が集合。神社周辺の参道を練り歩いた。神輿が縦横無尽に動き回り、子ども神輿も元気いっぱいに「ワッショイ、ワッショイ」と大きな掛け声を響かせた。西本庄地区のだんじり、立ち並んだのぼりなども見物人らの目を引いた。宮入り後は獅子舞が豪快に奉納され、最後に馬が馬場を駆け抜けて幕を閉じた。
 8日の宵宮には、やぶさめ神事の伝統を残しているといわれる奉納競馬「競べ馬(くらべうま)」が行われた。晩稲(常楽、上の尾、下の尾)から3頭、谷口、東本庄、熊岡から各1頭の計6頭が参加し、一の宮から留場までの約200㍍の直線を駆け抜けた。計6回行われ、馬蹄を響かせながら走る馬に集まった来場者らは間近で見物。勇壮な姿をカメラに収めようと懸命にシャッターを切るアマチュアカメラマンらの姿もみられた。