第46回知事杯争奪日高地方少年野球大会は12日、日高川町の小熊農村広場で決勝が行われ、藤田がみなべに5回コールド、12―0で大勝して2年連続3回目の優勝を飾った。藤田は3回まで毎回得点で8点を奪って試合の主導権を握ると、5回には児玉の満塁本塁打でだめ押し。守っては左腕・新野が再三の好守に支えられて5回2死まで完全投球を見せ、みなべを圧倒した。
 ▽決勝
藤田  14304 12
みなべ 00000  0
  (5回コールド)
 藤田は初回1死三塁から塩崎が先制の中前適時打。2回は1死満塁から押し出し四球、塩崎の中前2点適時打、敵失で計4点を追加し、3回には1死二、三塁から高橋の中前適時打、新野の左前適時打、敵失で計3点を奪って突き放した。4回は簡単に3者凡退で無得点も5回2死満塁から児玉が右越えのランニングホームランを放ち、とどめを刺した。先発・新野は5回2死から連続安打を浴びたが、このピンチを三ゴロで断ち、2安打完封。守備では左翼・小川、三塁・塩崎が安打性の当たりを見事に処理し、もり立てた。
 みなべは5回2死から池田隼、矢田の連打で好機をつくったが、あと一本が出なかった。池田隼、片井の2投手は制球が定まらず、藤田打線を止められなかった。
 藤田の塩崎有監督は「優勝は(学童部の)春季大会以来です。守り勝つという持ち味を発揮できました」とナインの活躍をたたえていた。上位2チームのメンバーは次の皆さん。
 藤田=児玉昭彦(責任者)、塩崎有(監督)、野尻直克、小川貴(以上コーチ)、塩崎完(スコアラー)、池永吏来、巽耀蔵、児玉暖空、西村陸、塩崎倉都、高橋克弥、小川隼、新野裕馬、小早川友汰、鶴尾奏心、池永壮太、高野敬一朗、畑間陽翔、硲駿一朗、阪本悠羽、山来太一、永江翔太朗、津村響輝▽みなべ=平順次(責任者)、池田智昭(監督)、阪口好文、峯新吾(以上コーチ)、平香(スコアラー)、平日向、池田隼人、池田康平、杉本嵐士、片井陽志、中野偉心、棒引諒介、矢田海都、高井丈太郎、大川稜介、井出晴、高井力弥、畑垣紫、平尚生、平京土、中岡倭都、庄司悠眞、横畑勇伸、杉本一世、中松秦悠