印南町高串の切目川ダム周辺の環境整備について考える「切目川ダム環境整備協議会」が6日に発足した。県、町関係者、地元区、有識者ら官民一体の組織で、ダムを観光の目玉にし地域活性化につなげていくことが目的だ。ダム建設に当たり、かねて地元住民らから利水や治水にとどまらず、地域活性化へ利用できないかとの話があったという。委員らはこの日、早速ダム周辺を視察。筆者もこの時、3月に竣工したダムを初めて訪れたが、ダムは壮大で、周辺の山々は美しく、ダム湖は清らか。地元の人たちが観光面で利用を考えたくなるのも当然な風光明媚な景観だった。
日高川町の椿山ダムは町を代表する観光名所。近隣にはふじ棚ロードがあるリフレッシュエリアみやまの里森林公園、ダム湖のなかにはグリーンパーク椿山があり、ほとりには以前産品所もあった。ふじ棚は日本一長い花道として有名で、ふじまつりは毎年1万5000人以上の行楽客でにぎわう。グリーンパークも数年前から日本一の山びこスポットとして注目され、数々のテレビ番組や雑誌などで紹介。多くの有名人も訪れたほどで、週末になると山びことダム湖の眺めを楽しむ行楽客の姿を見かける。
協議会のダム視察では、委員はダムサイトからダム湖を一周。県関係者からダムの概要や自然環境などの説明を受けながら、環境整備の参考にしようと周辺の景観をじっくり見て回った。この辺りに桜の木をなどとイメージを膨らませたに違いない。協議会ではことし中に提言をまとめ、町では来年早々にも整備に取りかかりたい考えだ。地元住民とまちの夢が詰まった環境整備。いまからどのような観光名所になるのか楽しみでならない。(昌)

