日高川町は地震や水害などの災害時の避難所・防災拠点の電力確保へ、本年度で役場本庁と美山地区の保健福祉センターへ太陽光発電設備を導入する。ソーラーパネルとともに夜間や雨天時も電力を使えるよう蓄電池も整備。すでに整備した高津尾の日高川交流センターと合わせ3カ所となり、防災拠点の強化を目指す。
災害に強いエネルギーシステムの構築を目的とした県の地域グリーンニューディール基金活用事業。太陽光発電の出力は本庁、保健福祉センターともに10㌔㍗で、蓄電池はいずれも15㌔㍗アワー。本庁は災害時、対策本部の拠点になり、電力は照明をはじめパソコンなど情報収集に欠かせない機器の電源などとして活用。本庁には自家発電機も備えているが、蓄電池と併用することでより長期の停電にも対応できる。美山の保健福祉センターは約320人を対象にした避難所となっており、照明など避難者用の電力として使うほか、パソコンなど本庁との通信手段としての活用を検討している。
約500人が避難対象となっている交流センターには平成25年度に同規模の太陽光パネルと蓄電池を整備したほか、避難所となるホールに使う省電力のLED照明も設置。また地域グリーンニューディール基金活用事業では、太陽光設備だけでなく薪ストーブも導入。25年度に初湯川の美山温泉愛徳荘、きのくに中津荘、中津温泉あやめの湯鳴滝の3カ所、26年度に猪谷の美山療養温泉館に整備。暖房確保と調理用としての活用を見込んでいる。
本年度の事業費は本庁、保健センターそれぞれ約3700万円となっている。

