高校生スポーツの祭典、全国高校総合体育大会「君が創る 近畿総体」は28日、皇太子さまを迎えて和歌山ビッグホエールで総合開会式が行われ、幕を開けた。
 開会式には選手や一般観覧者ら4500人以上が参加し、入場行進は北海道を先頭に47都道府県の各選手団が登場。和歌山は38人が最後尾を歩き、観客席からの拍手に手を振って応えていた。県高校体育連盟の宮本和幸会長が開会宣言。仁坂吉伸知事らの歓迎の言葉に続き、皇太子さまは「日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮するとともに、お互いに友情を育み、地元の方々とも交流を深めて、高校生活の素晴らしい思い出をつくってください」と述べられた。
 最後に選手を代表して紀央館高校陸上部の酒井梨々華さん(3年)と星林高校ヨット部の桑原洋樹君(同)が「多くの人に感動と元気を届けられるよう、正々堂々と全力で競技することを誓います」と力強く宣誓。熱戦の火ぶたを切った。
 大会は「風になれ 今青春が 走り出す」をスローガンに8月20日までの期間、近畿2府4県で30競技が行われ、和歌山県では陸上、剣道、ヨットの3競技が実施される。