平成27年度自然公園指導員環境省自然環境局長表彰が決まり、田辺市龍神村安井の湯川明夫さん(56)が選ばれた。自然公園指導員として高野龍神国定公園龍神地区の保全活動や来園者への情報提供などを行ってきたことが認められた。表彰伝達式は29日に西牟婁振興局で。湯川さんは「今後も自然を守っていけるように努力したい」と話している。
 環境省では今月21日から8月20日までを「自然に親しむ運動」と主唱しており、毎年この期間中に表彰を行っている。自然公園指導員は自然環境局長が委嘱。国立公園や国定公園の保護と適正な利用の推進のため、公園利用者に対して利用マナーなどを指導するとともに情報の収集や提供を行っている。今回の表彰は、指導員として長年にわたって職務に精励し、功績が特に顕著であると認められる人に贈られた。本年度は県内で3人だった。
 湯川さんは平成14年4月に自然公園指導員に委嘱され、高野龍神国定公園龍神地区が主な活動地域。就任以前から護摩壇山森林公園の管理者を務めており、来園者への情報提供、園内に生育・生息する植物や鳥などの状況確認、草刈りやゴミ拾いなどの美化清掃などで自然保護に貢献してきたことが評価された。湯川さんはこれまでの活動を振り返り、「植物などについて特に詳しくはなかったが、来園者に質問されて図鑑で調べたりするうちに知識が徐々に増え、興味も出てきた」と話し、受賞については「光栄に思う。高野龍神国定公園龍神地区には、ブナやミズナラなどの原生林が残っている。この自然を今後も後世に残せるように、努力していきたい」と意欲的に話している。