柔道競技ミュンヘンオリンピック軽中量級金メダリストの野村豊和さん(66)が14日、印南町の切目武道館を訪れ、地元切目中学校の生徒たちを指導した。
県の体力・授業力アップモデル校授業の一環。同校は県内中学校唯一のモデル校で「主体的に体力づくりができる生徒の育成」をテーマに、トップアスリートを招いて授業を行うことにしており、今回が第1弾。この日、野村さんは社協センターで講演をしたあと、全生徒52人を指導。はじめに柔道の基本姿勢である自然本体について足幅は1足分、1㍉程度かかとを上げるなど形を説明し、「しっかり相手を見れば相手がしようとしていることが分かる。危ないと感じれば、ひざを曲げて下さい」とアドバイス。このあと、うつ伏せの状態の相手を起こしてからのけさ固めを教え、最後に自身の得意技、背負い投げを披露した。
最後に野村さんは、柔道は技をかけるチャンスを自分で作る工夫とそのチャンスを生かすことが必要だとし、「将来ビッグチャンスがやってきます。柔道を通してチャンスをつかむ練習をして下さい」とエール。生徒会長の高芝颯大君(3年)は「柔道だけでなく、人生においても自分でチャンスをつかむこと、いくらでもチャンスがあるということを教えていただいたことが、ものすごく心に響きました。ありがとうございます」と感謝した。
同校では9月に元宝塚歌劇団・月組男役の天翔りいらさんを招いてのダンス教室、10月には陸上教室(講師未定)を開くことにしている。

