御坊市外五ヶ町病院経営事務組合議会の第2回定例会が2日、国保日高総合病院で開かれ、新たに介護福祉士にも夜勤手当を支給する職員の特殊勤務手当及び管理職手当に関する条例の一部改正案等議案2件を承認した。
 夜勤手当について、小川周司事務長は「6月から開設している地域包括ケア病棟で勤務する介護福祉士を3交代制にして一層のサービス向上を図るため、新たに夜勤手当を盛り込みたい」と理解を求めた。支給額は看護師らの額の65%で、深夜勤務時間の長さによって変わり、6時間以上で5200円、4時間以上6時間未満2700円、4時間未満2400円、最も短い2時間未満で1600円となっている。このほか、これまではエックス線の放射作業に従事する職員に限定していた特殊勤務手当を、患者を介助する病棟看護師らも対象とすることにした。もう1件の議案は職員定数条例の一部改正で、これまでは看護師養成所職員も含めて定数410人だったが、改正後は病院職員410人、看護師養成所の職員15人と別枠を設けた。