先月29日、「高校生のスポーツの祭典」といわれる全国高校総合体育大会(インターハイ)の出場をかけた県高校総体の総合開会式があり、すでに終了していたものや秋のラグビーを含めて31競技34種目にわたる熱戦の火ぶたが切られた。本紙でも連日、日高地方の学校や地元選手の活躍ぶりが紙面を飾っている。
 筆者も県高校総体のバスケットボール競技に出場。振り返ると1回戦は不戦勝で、2回戦で伊都、3回戦で箕島を下した。準々決勝で和歌山北に敗れ、ベスト8止まり。試合終了と同時に目から涙があふれた。試合以外では初日前夜、宿泊先で緊張のためか熱を出したこと、準々決勝前夜の夕食がすき焼きで「最後の晩餐か」と盛り上がったことが思い出に残っている。
 あれから17年。後輩の試合をプライベートを兼ねて観戦した。会場に着いた時は第3クオーター途中。20点前後のビハインドだったが、逆転を狙って前面から果敢にディフェンスを仕掛けていた。最終の第4クオーターには一時、10点差ぐらいまで詰め寄り、追い上げムードに大興奮。応援に熱が入り、反撃は届かなかったが、最後まで諦めない選手の姿に心を打たれた。
 同じ日、紀の国わかやま国体デモンストレーションスポーツのトップを飾るエアロビックが行われていた。今秋の国体・大会を盛り上げようと、県内6市10町でスポーツ27競技がデモンストレーションスポーツとして開催される。また、この7日には紀の国わかやま大会のリハーサル大会が実施される。ことしは和歌山県でインターハイ、国体・大会と国内スポーツの祭典が目白押し。ぜひ、生で感動を味わってみては。     (笑)