2015近畿トランポリン・シャトル競技大会(近畿トランポリン連絡協議会主催)は17日、京都市で開かれ、府県代表の部で日高川町の中津トランポリンクラブがメンバーの県チームが2年ぶり6回目の優勝を飾った。劣勢となった1回戦を代表決定戦で制して波に乗ると、準決勝、決勝は安定した空中演技で強豪を破った。
 各チームの選手が、交互に跳躍を繰り返して1種目ずつ増やしていき、3分の間に相手がミスをしたり、種目を間違えれば、勝利となるルール。競技者は4人。
 府県代表の部には2府4県の強豪6チームが出場。トーナメントで争った。県代表は石本冴、石本東己(はるき)、石本和可奈、玉置舞の4選手がメンバー。1回戦は滋賀と対戦し、いきなり1敗1引き分けと劣勢に立たされたが、3人目の石本和可奈が、相手選手の苦手な技でミスを誘って勝利を収め振り出しに。4人目が引き分けて勝負は代表決定戦に持ち込まれ、玉置が高難度の技の応酬で判定勝ちを収めた。京都との準決勝は、石本冴、玉置が複雑な技のコンビネーションで勝利し、2勝2引き分けで決勝に進出。大阪と顔を合わせた。昨年全国大会準優勝の全国屈指の強豪相手ながら、4選手は安定した演技を披露。石本冴の勝利で波に乗ると、続く石本東己は引き分け。3人目の石本和可奈、4人目の玉置も勝利を収め、3勝1引き分けで優勝を決めた。石本敦士監督は「1回戦が大接戦で負けを覚悟しましたが、勝つことができたので、あとは無欲で波に乗ることができました。来年も優勝目指して頑張りたい」と話している。
 このほか、一般の部で中津クラブメンバーの「和歌山本隊」が3位入賞した。