コーヒーや緑茶を毎日よく飲む人は、飲まない人よりも病気などで死亡するリスクが少なくなるという調査結果が、国立がん研究所等から発表されたことは多くの人がご存じだろう。コーヒー好きだが、余り飲みすぎるとよくないと勝手に思っていた筆者には朗報で、いままでより1杯ほど多めに飲んだだけで、なんだか健康になったような気になる。筆者でも今まで以上に意識して飲むようになったのだから、感化された人も多いだろう。コーヒーや緑茶がよく売れているのだろうと推測すると、関係企業がうらやましい。
日高地方にも日本を代表する健康食品、南高梅がある。疲労回復や胃がん予防など非常に優秀な効能があり、ほかにもメタボ予防など新たな機能性の調査研究も現在進行形で進められている。それでも、消費は思うように伸びない。6月の収穫シーズンを前に生産者や市場関係者らが集まって意見交換する会議がつい最近開かれたが、梅干しの消費と価格低迷は厳しさを増しているのが現状のようだ。梅農家が多数を占めるみなべ町では税収にも大きく影響するため、仕方がないでは済まされない。
もちろんさまざまなPRが展開されているし、これから新たな展開も模索していかなければならない。昨年からことしにかけては、米の一大ブランド新潟県の南魚沼産と結びつきができたのは大きいだろう。これにとどまらず、いま話題の緑茶などさまざまな食の業界を巻き込み、最も健康食だったといわれる昭和50年の和食をいまの食材で復活させ、旅館や食堂で提供する取り組みなんかも面白い。いろんなアイデアを出し、何とかしたいと思う気持ちが産地を育てると信じたい。(片)

