公益財団法人わかやま地元力応援基金(石橋幸四郎理事長・和歌山市)は24日、印南町役場で「印南まちづくり基金」助成金の贈呈式を行い、選考した地元4団体へ目録を手渡した。
 「印南まちづくり基金」は、本郷地内の町有地「外ケ濱埋め立て地」などで行っているソーラー発電で得た売電利益を中心に積み立てた助成金で、町の文化、産業の振興や環境整備などに取り組んでいる団体に寄付する。今回が第1回の助成で、応募があった5団体の中から4団体を選考した。
 4団体は「印南町食生活改善推進協議会」「一般社団法人ビオトープ」「江戸時代の印南漁民の偉業を顕彰する会」「印南町商工会青年部」。贈呈式では選考会議長の古谷正信副町長が「有効に使い、町づくりに頑張っていただきたい」と話し、ソーラーを運営する㈱PLUS SOCIAL(本社=京都)の深尾昌峰代表(龍谷大准教授)が各団体の代表者らに贈呈した。
 助成額は1団体につき20万円以下。「印南町食生活改善推進協議会」では町民の高血圧対策へ塩分測定器購入など、「一般社団法人ビオトープ」は循環農法に向けた設備費、「江戸時代の印南漁民の偉業を顕彰する会」は石碑の設置費、「印南町商工会青年部」は婚活事業スタッフTシャツ製作費に使用する。