イタリアサッカーの1部リーグ・セリエAのACミランに所属する本田圭佑選手が、昨シーズンの不振がうそのような活躍を見せている。1試合で2得点を含め今季7戦で6ゴール。世界最高峰のプロサッカーリーグ、世界屈指の強豪クラブで結果を残すのは並大抵のことではない。イタリアのスポーツ紙も昨季の酷評なんてなかったかのような称賛ぶり。大金が動くプロスポーツ界では結果を出してこそということを感じさせられた。結果を出さなければ来年はない、プレッシャーの中でも自分を出せるところがプロ。かつての三浦知良や中田英寿のように、また将来、新しいスター選手が誕生するのだろう。
 本紙で先週から全国高校サッカー選手権和歌山大会に出場する地元4校のチーム紹介を掲載している。10年以上続けているが、優勝争いに加わるまでにはまだまだ道のりは遠い。勝敗がすべてではないが、地元のチームが強くなってほしいと思うのはサッカーファンの気持ち。県外からも選手を集める私学とまでいかなくても、小、中、高校とサッカーが続けられる環境が充実すれば、それだけでもっと強くなると思う。
 日高地方の小学生のサッカー人口は他の競技と比べても多い方だが、中学生になると減少する。中学でサッカー部があるのは2校だけで、クラブチームの方が3と多い。高校でも優勝争いをする野球との決定的な差だろう。やりたいけど学校にサッカー部がない、近くにクラブチームがないのであきらめるケースも多い。少子化の時代、1校で11人そろえる方が至難の業ではあるが。サッカーに限らず子どもたちのやりたい気持ちを、仕方がないであきらめさせるのは少し悲しい。     (片)