美浜町の和田小学校(寒川正美校長)で10日、子どもたちが消防団の仕事を学ぶ特別授業が行われ、4年生35人が本物のポンプとホースによる放水を体験した。
 町教育委員会の町政おはなし講座を活用した社会学習で、講師は消防団事務局の町防災企画課の職員と消防団員の3人。はじめに教室で消防団の役割、日常の活動と火災や災害時の活動、火災の種類と多い出火原因などについて話を聞き、学校近くにある消火栓や防火水槽も現場の設備を見ながら説明を受けた。
 放水体験はグラウンド東にあるプールで行い、小さなプールから可搬式ポンプでくみ上げた水を大きなプールに向けて放水。小池瑞君(10)は「水の勢いが強くて飛ばされるかと思った。でもちゃんと放水できました」と楽しそうだった。