ウオーキングが日課になりつつある。やり始めてまだ数週間であるが、健康と体力がアップした気がして快適な気分。筆者は元来、とにかく運動したり、体を動かしたりすることが嫌い。40歳を過ぎた体をたまに動かしたりすると、日ごろの運動不足がたたって2、3日体中が痛い。健康面では大問題なのだが、太ってくれば食事制限のスタンス、長年これといった運動もせずに過ごしてきた。ところが、食事制限による効果が年々小さくなり、健康のことも考えて今回一念発起した。
 一人で歩くのは退屈なので、小学1年生の姪と一緒に夕方約2㌔のウオーキング。姪にとっての楽しみも必要なので、コンビニを折り返し地点とし、飲み物を買ってやることで、意欲を誘っている。姪と歩くので速度は比較的ゆっくり目で、まったくと言っていいほどしんどくはないが、有酸素運動はできているようでじんわりと汗をかく。筆者も仕事があったり、姪も習い事があったりと一緒に歩けないこともあるが、一人でも時間を見つけてはコンビニまで歩いている。この場合は、早歩きを心掛けているので、結構息が弾む。
 このウオーキングであるが、ダイエットや健康面の効果だけでなく、思わぬ副産物も。日ごろの日常生活に関係のないところを歩くだけにさまざまな発見がある。畑だったところに家が建っていたり、逆に子どものころよく遊んだ思い出の場所がなくなっていたり。めったにお目にかからない人とも出会うし、中には数十年ぶりに顔を合わし、久しぶりに会話した人もいた。地域のことを知り、関心を深める機会でもある。でも一人で歩くのは退屈だ。きょうも、雨がこぼれてこないことを願いつつ、姪とおしゃべりしながらのウオーキングに出掛けたい。  (昌)