日高川町のダンスグループ、あすなろ倶楽部絆の星と大阪狭山市の表現倶楽部うどぃによる交流舞台「絆の星~鼓動響く清流の地より~」が8月23日に高津尾の日高川交流センターで開かれる。あすなろ倶楽部にとって初めての公演で、両市町の子どもたち総勢約100人が出演。圧巻のパフォーマンスと感動の舞台を披露する。
 あすなろ倶楽部絆の星は、日高川町内の小学2年生から大学1年生までの16人がメンバー。おととし8月に交流センターで開催された日高川町内の子どもたちとうどぃによる交流舞台「ふたりのひとつ星」をきっかけに結成。ふれあいまつりなど町内の各イベントをはじめ、うどぃの公演に友情出演するなどで活躍している。
 初めての公演となる今回の舞台は、午後1時と6時の昼夜2回公演。あすなろとうどぃのほか、中津中学校生徒、美山太鼓保存会、ジュニアリーダークラブのメンバーら総勢100人の子どもたちが一つとなって感動の舞台を披露する。
 「絆の星~鼓動響く清流の地より~」はオリジナル脚本。圧巻のダンスパフォーマンスでミュージカル風に仕上げたステージで、日高川町を舞台に町を出ていきたいのぞみと友達のたまみ、Iターンのかなの3人の少女を通して友情と絆、ふるさとの大切さを描く。歌舞伎役者吉沢あやめや丹生都姫命、道成寺伝説の安珍と清姫らも登場する演出で、不思議な幻想の世界を表現する。
 初の公演に向けてあすなろ倶楽部は、うどぃの卒業生に指導を受けるなどしてダンスや発声に取り組むなど稽古に励んでいる。15日からは各団体の出演者との合同稽古もスタートし、今後稽古も本格化していく。メンバーの中本美波さん(田辺高校1年)、森口野乃香さん(和歌山工業1年)、辻本すみれさん(日高高校1年)は「今は不安の方が大きいですが、練習を積んで見ていただいた方に感動してもらえる舞台にしたい。あすなろにとって初めての公演。これをきっかけにあすなろがもっともっと羽ばたけるよう頑張りたい」と話している。チケット販売は来月からになりそうで、前売り券は大人1500円、高校生以下700円、当日券は大人2000円、高校生以下1000円。詳しくは日高川交流センター℡0738ー54ー0326。