平成26年度県ジュニア柔道体重別選手権大会が29日、和歌山ビッグウエーブ(和歌山市手平)で開かれ、女子の部で紀央館高校勢が大活躍。阪部りり子(2年)、松下沙都(3年)、山本七海(2年)、岡本希望(3年)、松田なみき(2年)、宮﨑さくら(3年)の6選手が優勝するなど、8階級中6階級を制覇。松田、宮崎選手は2連覇。3位以内にも6選手が入り、近畿大会(7月6日、兵庫県)の出場権を獲得した。
 男女とも8階級。いずれも15歳以上、21歳未満の中学生から社会人までを対象とし、上位3選手の近畿出場権を争った。
 52㌔級(8人)の阪部さんは3試合行い、決勝では同じ紀央館の堀みのりさん(3年)と対戦。大内刈り、背負い投げで技ありを2ポイントとり、一本勝ち。57㌔級(13人)の松下さんは初戦、2回戦と大内刈り、大外刈りで勝ち進み、決勝では箕島高校の選手と対戦して背負い返しで技ありをとり、優勢勝ち。63㌔級(7人)の山本さんは初戦ゴールデンスコアで相手の指導を誘い、決勝では同じ紀央館の榎美祐さん(1年)を大外刈りで一本。70㌔級(3人)の岡本さんは決勝で箕島高校の選手を大腰からの押さえ込みで一本。78㌔級(3人)の松田さんは決勝で湯浅中学校の選手を払い腰で一本。78㌔超級(2人)の宮﨑さんは熊野高校の選手を払い腰からの押さえ込みで一本勝ちした。
 松田さんと、宮崎さんは昨年も優勝。近畿大会で3位に入り、全国大会にも出場した。優勝選手のほか紀央館からは44㌔級で小杉唯菜さん(3年)が2位、安土友奈さん(1年)が3位、52㌔級で堀みのりさん(3年)が2位、谷葉月さん(3年)が3位、63㌔級で榎美祐さん(1年)が2位、70㌔級で上東未来さん(1年)が3位に入った。優勝6人、上位6人の合計12人が近畿大会へ出場。選手たちは「近畿で3位へ入って全国出場を目指したい」と意気込みを見せている。
 紀央館のほか男子81㌔級で箕島高校の瀧頭誠士君(3年・切目中出身)が優勝、熊野高校の杉浦圭太君(3年・松洋中出身)が3位、女子78㌔級で湯浅中の西川美成さん(3年・御坊市島)が2位に入り、近畿大会出場を決めた。