来年度にみなべ町の5小学校に入学する児童が、合併以来最少の107人となることが分かった。前年の144人と比較すると25%(37人)の減少。町内で一番児童数が多い南部小学校でも新入児童は47人で、前年の69人から32%(22人)減っている。同町の平成25年の出生数は96人と100人を割り込み、少子化が加速している状況だ。
 合併後の平成17年度には、町内の5小学校の入学児童は153人。その後、平成23年度までは140人から150人で推移していたが、平成24年度は128人となった。25年度は144人だが、来年度に入学する児童は過去最少。学校別では、南部47人、岩代11人、上南部33人、高城6人、清川10人となっている。27年度は若干増えて、122人が見込まれる。
 町内で一番児童数が多い南部小学校でも、終戦直後の昭和21年に全児童数1368人だったが、以後年々減り続けている。本年度の全児童数は386人で、当時と比較すると3割程度となった。現状では、清川小学校が複式学級となっている。
 町内の出生数の推移では、平成18年度は133人、19年度108人、20年度124人、21年度106人、22年度118人。合併後から22年度までは100人台をキープしていたが、平成23年度には2けたの95人。24年度はさらに減少し、83人となっている。