みなべ町の上南部中学校(玉井伸幸校長)で福祉学習が行われ、1年生47人が高齢者の擬似体験を通じて思いやりの気持ちを学んだ。
高齢者の気持ちを理解し、自分たちに何ができるかを考えようと社会福祉協議会の職員を講師に招いて行った。生徒たちは3班に分かれ、車いす、アイマスクをつけて校内をガイドヘルプするブラインドウオークなどを実践。高齢者擬似体験では、おもりやゴーグル、耳あてなどグッズを装着したうえで、新聞を読んだり食品の賞味期限を確認するなど普段の日常生活を体験。不自由さを身を持って感じた生徒たちは「賞味期限を書いた小さい文字がよく見えない。日常生活で不便を感じているお年寄りの気持ちが分かった」「困っている人を見かけたら助けてあげたい」などと話していた。