ワインの新酒が出回る季節となり、30日は「イタリアのボジョレー」とも呼ばれるヴィーノ・ノヴェッロが解禁。御坊市名田町上野のイタリア料理店「ペンションヒラオカ」にも南イタリア、プーリア地方のヴィーノが登場し、この日を待ちわびたワイン好きがことしの初物を楽しんだ=写真=。
 ヴィーノ・ノヴェッロはイタリアのほとんどの州でさまざまな品種のブドウを使って造られており、産地によって味わいに違いがあるのが特徴。ヒラオカが入荷するヴィーノの産地、プーリア州は、地図でみるとブーツのかかとの部分にあたり、南部の温暖な地方で栽培された糖度の高い完熟ブドウで醸造されるため、日本で有名なフランスのボジョレー・ヌーヴォーよりも酸味が少なく、飲みやすいという。
 同店のコック兼ソムリエの志賀量太さん(27)は、「去年はジューシーでパワフルな印象でしたが、ことしは青いイチゴのようなフレッシュでみずみずしい味わい。ワインが苦手という方にもオススメです」。店頭ワインショップ(℡0738-29-2851)でも購入できる。