全国的に少子化の傾向が続くなか、県内の小学生、中学生の人数が過去最少となっていることが、文部科学省の学校基本調査速報で分かった。年間30日以上学校を休んだ長期欠席者は、小学校、中学校ともに前年より減少。全体の在学者数に占める不登校状態の児童、生徒の割合は、小学校で0.01㌽増加し、中学校は0.06㌽の減少となった。
 学校基本調査は、文部科学省が全国の幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校などを対象に、毎年5月1日現在で実施。和歌山県内の小学校は272校(私立含む)、児童数は5万662人で、前年度より1477人減少し、昭和57年度から32年連続で減少。統計をとり始めた昭和23年度以降、最少となった。中学校は公立、私立合わせて138校、生徒数は2万9232人で、前年度より431人減少しており、小学校の児童数と同じく過去最も少なくなっている。
 平成24年度の病気などによる長期欠席者数をみると、小学校は497人で前年度より10人減少。中学校は1086人で前年度より21人減り、5年連続の減少となった。
 小学校の長期欠席者497人の理由は、病気が166人(33.4%)、病気や経済的理由ではなく「不登校状態」にある児童は220人(44.3%)。県全体の在学者に占める不登校児童の比率は0・42%で前年度より0.01㌽増え、全国の0.31%を大きく上回っている。
 一方、中学校の長期欠席者1086人の理由をみると、多い順に不登校が825人(76%)、その他138人(12.7%)、病気123人(11.3%)。全体の在学者に占める不登校生徒の割合は2.78%で前年より0.06㌽減少したものの、全国の比率2.56%より0.22㌽高くなっている。
 県調査統計課によると、不登校の子どもは、病気や経済的な理由ではなく、「なんとなく行きたくない」「遊びたい」「学校へ行く気はあるが体調がすぐれない」などといって「不登校」の状態にあるという。県教委はスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを増員し、関係機関とも連携しながらこれらの問題解決に取り組んでいくとしている。