11月に発足20周年を迎えるきのくに信用金庫は2日、小学生が御坊営業部の一日店長となる職業体験イベント「きのくにキッズ 一日こども店長」を実施した。抽選で選ばれた男女4人が香山正人理事長からの任命を受け、「一日こども店長」のタスキをかけてロビーに立ち、訪れた客に「いらっしゃいませ」「ようこそご来店いただきました」と声をかけ、笑顔をふりまいた。
 きのくに信金は平成5年、紀州、和歌山、南海の3信金が合併して誕生した。11月1日で20周年を迎えることしは記念事業として、20周年感謝定期等を販売したほか、講演会やイベントを企画。今回の一日こども店長も20周年記念の夏休み企画として、御坊営業部でのみ行われ、応募の中から抽選で選ばれた4人の小学生が一日店長に任命された。
 店長になったのは、内原小6年の中西礼奈さん、御坊小6年の畑崎咲良さん、松原小6年の宮井康貴君、印南小4年の浜本亜純さん。部長応接室で辞令を受け取ったあと、渡邉剛士部長らからあいさつや名刺交換の仕方を教わり、ロビーに立って訪れた客に「ようこそご来店いただきました」「ありがとうございます」などと元気よく声をかけた。
 店内での接客のほかには、顧客の商店街の事業所や御坊商工会議所も訪問。4人は「名刺交換は初めてなので作法が分からないし、お客さんに声をかけるのもドキドキしました」などと話していた。