梅雨前線の活発化に伴い、25日夜から26日午後にかけて降った西日本の大雨は、県内で人的被害はなかったが、JRなど交通機関に影響が出たほか、日高町では住宅1世帯が床下浸水した。
 県などのまとめによると、JR紀勢本線は、紀伊由良駅の雨量計が規制値を超えたため、御坊―湯浅間が午前9時54分から午後1時ごろまで運転を見合わせた。日高地方の道路関係では御坊市内の2カ所の市道が冠水、市内藤田町吉田―藤井地内の道成寺付近と日高町小浦―方杭地内の県道が冠水、由良町大引地内の県道が崩土のためそれぞれ通行止めとなったが、いずれも夜までには解除された。
 日高町の床下浸水は小中地内の県道沿いの民家に水路からあふれた水が流れ込んだ。住人の高齢女性の生活に支障はなく、27日朝には町職員が殺菌消毒を行った。