県内でも20代から40代を中心に流行の兆しがみられる風疹について、 県は21日からワクチン接種に対する助成制度を開始した。
 妊娠を希望する女性や妊婦の夫に対し、 麻疹・風疹混合 (MR) ワクチン、 または風疹ワクチンを接種する場合、 費用の一部を県が負担。 対象は▽19歳から49歳までの妊娠を希望する女性▽妊婦の夫で、 県は接種費用のうちおおむね半額の5000円を補助し、 残りの費用については市町村に対し、 同程度の上乗せをするよう働きかける。
 県健康推進課によると、 20日現在の県内の風疹患者は和歌山市を中心に62人、 うち御坊保健所管内は4人。 特徴として、 過去に定期予防接種の機会のなかった世代を含む20代から40代の男性が多く、 女性では20代の割合が高くなっているという。
 県の予防接種助成は今月13日、 自民党県連と公明党県議団が仁坂吉伸知事に要望していた。