5月14日告示、19日投開票の日高川町首長選を前に、本紙は有権者100人にアンケートを行った。設問は「関心があるか」「町政に望むこと」「町長選びの規準」の3項目で、 シリーズで紹介していく。
 第1回は「関心があるか」の回答。「とても」「まずまず」を合わせると、83人が 「ある」 と答えており、関心の高さがうかがえた。逆に関心がなかったのは、地区別では川辺、年代別では20代、30代の若者世代だった。 関心があると答えた83人のうち、「とてもある」が56人。中津地区で88%、美山地区で82、川辺地区で80%。いずれの地区でも高い関心を示している。理由については「自分たちの暮らしに関係している」(丹生地区30代男性、船着地区40代男性ら)、「町の将来がかかっている」(丸山地区40代女性、丹生地区40代女性ら)などが多く、「安心して暮らせる住みよい町にしてもらうため」(矢田地区70代男性)、「今後の政策が楽しみ」(丹生地区60代女性)など来年で合併10年を迎えるまちづくりへ大きな期待を寄せる声も聞かれた。
 一方、関心がないと答えた17人の内訳は「あまりない」が13人、「まったくない」が4人で、地区別では川辺10人、中津3人、美山4人。年代別では20代2人、30代6人、40代3人、50代・60代・70代以上各2人。人口割から見ても比較的若者層が多い川辺地区に無関心層があるようで、「誰がなっても同じ・町は変らない」(矢田地区30代女性ら)が大半。立候補予定者がいないためか、美山地区もやや関心が薄そうだ。ただ「投票に行くか」の質問には97人が「行く」と回答。関心がないのに行くと答えた人の理由は「義務だから」が多く、「行かない」と答えた2人と「未定」の1人の理由は「忙しい」と「大きな期待を持てない」などだった。
 調査は3月下旬から4月上旬にかけて実施。男性46人、女性54人。地区別では大票田の川辺地区が52人、中津地区が25人、美山地区が23人。年代別では20代12人、30代16人、40代22人、50代と60代が各16人、70代14人、80代以上が4人。街頭などでランダムに有権者を抽出し回答してもらった。