県は平成25年度から2カ年で、 県内すべての公衆トイレに温水洗浄便座の設置を進める。 臭い、 汚い、 暗いといったイメージを一新、 観光客にも気持ちよく利用してもらえるよう、 県や市町村管理の施設だけでなく、 民間のホテルや旅館も融資制度で設置を促進。 全国初めての試みで、 3年後の国体開催を機に、 きれいで明るい 「おもてなし」 のトイレ環境を整える。
 計画の対象となるのは、 県庁や振興局、 県所有の体育施設や各種観光関連施設、 出先機関のほか、 市町村の観光施設やスポーツ施設など。 県と市町村関係でざっと450カ所あるトイレのうち、 すでに約3分の1は温水洗浄便座が設置されており、 残り約300カ所について、 新年度から2カ年で一気に整備を進める。 市町村の観光施設やスポーツ施設、 駅など公共機関のトイレは管理者による清掃や維持管理を条件に設置費用の半額を県が補助し、 民間のホテルや旅館に対しても低金利の融資制度を設け、 2年のうちの設置を呼びかける。
 洋式便器への温水洗浄便座設置のほか、 くみ取り式のトイレは水洗化し、 和式しかないトイレには洋式の便器を整備。 男性用の小便器は自動で水が流れるセンサーにし、 県庁などは人工肛門保有者らオストメイト対応設備も整える。
 仁坂吉伸知事は 「洗浄型便器は日本が発明した素晴らしいもの。 外国人はみんな驚き、 日本人もいまではそれが当たり前となっており、 公衆トイレになければいやな思いをする。 観光客にとってのそのまちの印象はトイレで決まる。 3年後の国体開催までに、 トイレを徹底的にきれいにしたい」と話している。