御坊ライオンズクラブ (上杉幸夫会長) 主催、 日高地方子ども暗唱大会は20日、 日高川町高津尾の日高川交流センターで開かれた。 日高地方の小・中学校から個人の部に33人、 群読の部に32組が出場。 授業で習った古典文学や詩、 歌の歌詞など幅広い題材で、 作者の言葉に自分の心を乗せて思いきり表現していた。 優秀賞には中学生個人で湯川知生君 (早蘇2年)、 同群読で早蘇1・2年、 小学生個人で西村嘉記君 (松原6年) 同群読で印南小6年が選ばれた。 早蘇中と印南小は、 昨年も群読で優秀賞だった。
 昨年、 チャーターナイト45周年記念事業で初めて開かれ、 好評につきことしも引き続いての開催となった。 中学個人優秀賞の湯川君が選んだ題材は、 谷川俊太郎の詩 「くり返す」。 「あやまちをくり返すことができる 後悔をくり返すことができる だが人の命をくり返すことはできない」 などの言葉を、 力強く訴えるように暗唱した。 同群読の優秀賞、 早蘇中1・2年はアンジェラ・アキの歌 「手紙 拝啓・十五の君へ」 を暗唱。 最初に未来の自分に 「どうしていますか」 と呼びかけ、 暗唱に入った。 迷い続ける十五歳の自分に大人になった自分がエールを送る詩を、 一人一人がはっきりした言葉で熱を込めて暗唱した。 小学個人優秀賞の西村君は、 福澤諭吉 「学問のすすめ」 の有名な序文。 「人、 学ばざれば智なし」 など、 気迫のこもった大きな声で暗唱していた。 同群読優秀賞の印南小6年生は宮沢賢治がテーマ。 生涯を紹介してから 「雪渡り」 「風の又三郎」 から童謡のようなリズミカルな一節を暗唱。 「雨ニモ負ケズ」 で堂々と締めくくった。 優秀賞の群読メンバー、 そのほかの各部門受賞者は次の皆さん。
 優秀賞 早蘇中1・2年=蟻芝亮太、 風山虎雄輝、 瀬谷政宏、 谷本司、 堀江奎斗、 湯川知生、 江村美紀、 岡奈津美、 垣口里奈、 中岡江美、 橋爪くるみ、 三﨑涼、 中津稀菜里、 藤川未帆▽印南小6年=伊東海里、 岩井一馬、 上平裕次郎、 岡本侑也、 門脇治樹、 小竹英之、 塩﨑雅典、 鈴木啓斗、 中尾稜、 中野聖也、 村中瑠偉、 大橋望乃、 小川真由、 川村真衣香、 木下実大、 嶋田光里、 清水あみる、 高橋葵、 平田美緒、 古田百佳、 湯川果純、 磯嵜昴、 上平新太郎、 岡本康暉、 片山幹也、 木村有佑、 栗林大晴、 嶋田恵太、 鈴木悠仁、 多田龍馬、 濱本竜摩、 村中悠太、 大原綸子、 岡本茉里、 片山明香、 川上果々莉、 川島夢加、 久保阿由弥、 谷口栄里、 東海志音、 古田夏也、 村上蒼、 湯川未桜 奨励賞 中学個人=上杉愛華 (中津1年) ▽同群読=南部3年 (萩野想、 坂本苑香、 木村美結) ▽小学個人=田渕礼菜 (松原1年) ▽同群読=切目4年 (白倉佳司、 玉置凌、 庄門梓、 藁科早希) ライオンズ賞中学個人=前田友結 (湯川3年) ▽同群読=印南2年 (大原珠海、 坂口由夏) ▽小学個人=火縄優衣 (切目2年) ▽同群読=中津6年 (大沢侑希、 信濃快飛、 竹内元音、 西涼雅、 西谷映芳、 宮﨑達哉、 大前穂乃花、 小早川由華、 高尾珠莉、 西谷綺寿花、 原亜侑佳、 細尾汐里、 森楓、 森来夢、 森凜)