美浜町議会は14日午後、 森下誠史町長提案の第3子以降の出生祝い金・子育て応援給付金支給条例に対し、 髙野正議員が修正案を提出。 支給総額を森下町長案の30万円からさらに20万円上乗せする内容で決着した。
 髙野議員は 「金額が30万円、 50万円のどちらが適正なのかはわからないが、 少子化対策と児童福祉の充実を図りたいと考えている」 と修正案提出の理由を説明。 これに対する質疑はなく、 谷口徹議員と谷口昇議員が反対、
中西満寿美議員が賛成の立場でそれぞれ討論を行い、 採決の結果は中西、 谷進介、 繁田拓治、 鈴川基次、 田渕勝平、 髙野正の6議員が賛成、 谷口徹、 谷口昇、 中島孝義の3議員が反対となり、 賛成多数で修正案が可決さ
れた。
 修正された条例は、 第3子以降出生時の祝い金は20万円、 給付金は3、 4、 5歳到達時に10万円ずつを支給する内容で、 来年4月1日から施行する。
 このほか、 地籍調査委託業者の三尾公民館の目的外使用に関し、 森下町長が自身にペナルティーを科す形で1月分の給与を1割カットする町長給与の特例に関する条例改正、 子どもの医療費公費全額負担対象年齢上限を現行の
12歳から15歳に引き上げる条例改正、 本年度一般会計補正予算などは原案通り可決。 議会が議会の活性化を目的に追加提案した県内初の議会基本条例も可決、 閉会した。