12日朝、 北朝鮮が実行した 「人工衛星」 と称するミサイルの発射に伴い、 政府はEm―Net (エムネット) などのネットワークシステムで緊急情報を発信。 J―ALERT (Jアラート=全国瞬時警報システム) による防災行政無線自動起動対象地域となったのは沖縄地方だけだったが、 日高地方の各市町も関係課に一瞬、 緊張が走った。
 Jアラート情報をモニタリングする美浜町では、 発射から約5分後の午前10時4分にJアラートとエムネットによるミサイル発射の第1報 (文書) を受信。 その後、 10時31分までにJアラートで1回、 エムネットで10回の情報を受信した。
 同町はミサイル発射予告期間の10日以降、 防災企画課職員が朝の出勤時間を早めるなどの態勢をとっていたが、 11日には韓国政府筋の発表として、 が「ミサイルは解体作業に入った」 との情報が流れたため、翌朝の発射に 「えっ?」と驚きながら対応に追われていた。