大規模災害時の県内の医療体制強化を図るため、 県は県庁と各保健所単位に災害拠点病院、 各医療関係団体で構成する組織を構築。 併せて救急医療の専門医師を災害医療コーディネーターとし、 各組織に配置する。
 県内の災害時医療体制組織は県本部と和歌山 (和歌山市)、 和歌山 (海南)、 那賀、 橋本、有田、 御坊、 田辺、新宮の9地区に分かれ、 県本部と田辺地区には3人、 その他の地区には2人ずつのコーディネーターを配置。 御坊地区は国保日高総合病院の山口和哉外科診療部長、 沖田竜二脳神経外科部長がコーディネーターとなる。
 県は7日午後3時から県庁南別館で関係者の研修会を開き、 全体で20人のコーディネーターに委嘱状を交付。 兵庫県災害医療センターの中山伸一センター長の講演を聴き、 各医療圏ごとのグループ討議も行う。