昨年9月の台風12号で大きな被害を受けた美山中学校(阪本太市校長)の災害復旧工事が完了した。
 同校は日高川の氾濫で学校全体が浸水。体育館やクラブの部室は壁が壊れ、合わせて約5000平方㍍のグラウンドとテニスコートは5~10㌢もの土砂が堆積した。体育館や部室は完全復旧したものの、グラウンドとテニスコートは土砂や上土を取り除く応急復旧のみで、野球部は初湯川の美山若者広場、テニス部は体育館を利用するなどクラブ活動に支障を来していた。
 今回、5㌢程度の土のすき取りを行い、500立方㍍の土を入れて整備。生徒たちが安心して汗を流せるグラウンドとテニスコートがよみがえった。事業費は約1000万円で、国の公立学校施設災害復旧事業を活用。施工は㈱柏木建設(同町江川、柏木学代表)、青貝建築(同町滝頭、青貝利昭代表)。