JA紀州中央の芝光洋組合長は20日、 日高川町の玉置俊久町長を訪ね、 台風12号で甚大な被害を受けた農作物等の早期復旧へ協力を求めた。
 村井善治専務らと町長室を訪れた芝組合長は、 同JA特産のミカンや豆類、 ミニトマト、 千両など農作物や農地、 ハウス施設などが甚大な被害を受けたが、 とくにハウスなど個人の所有物は支援されにくい状況にあることを説明。 「農業所得の大幅な減少と、 モチベーションの低下が心配」 と強調し、 「早期の復旧へ向け、 町独自の補助と県や国など関係機関への強い働きかけをお願いします」 と要望し、 陳情書を手渡した。 玉置町長は具体的な支援策を近く公表する予定だと前置きし、 「いままで以上の収益を生み出す農業を目指して、 JAの支援策と町の力を合わせてできる限りの支援をしたい」 と力を込めた。