浸水して販売できなくなった飲料水を自費で購入し商店を支援しようと、県職員有志が28日、日高川町皆瀬の中尾商店から約1500本を買い取った。
 日高川、新宮、田辺、那智勝浦、古座川の5市町で大きな被害を受けた商店を対象にしており、今回が最初の買い取り。同店に県職員が訪れ、缶コーヒーやペットボトルのジュースが入ったコンテナなどを軽トラックに積み込んでいった。買い取り価格は、定価となっている。
 同店は1階の上部まで浸水し、商品の約9割が浸かった。店主の中尾冨宏さん(55)は「すぐに対応してくれて、とてもうれしく思います」と話し、店舗の再開については冷蔵庫が使えなくなったため時間がかかるというが、「これから一つずつ進めていきたい」と前向きに話している。
 買い取った飲料水は職員で飲んだり、ボランティアへ配布する。買い取りの申し込みは5市町で数件あるが、日高川では同店のみで、県は14日まで申し込みを呼びかけている。問い合わせは県商工観光労働総務課℡073―441―2720まで。